VOICE of PR Planner (2018年12月)

「正解がない仕事」にまつわる諸々

株式会社システムサポート
城 直弓

はじめまして、PRSJ認定PRプランナーの城 直弓(きずき なおみ)と申します。企業向けITシステム開発を行っている株式会社システムサポートに勤務しております。所属は経営企画部 コーポレートコミュニケーショングループです。

現職は4年目で、それ以前は別業界ですが現職と同じくBtoBのサービス業に勤務し、広報や総務を担当していました。PRプランナー資格は前職時代に取得しています。取得のきっかけは、個人的な話で恐縮ですが、第1子の育児休業明けのタイミングで本社の別部署から広報に異動となったことです。その若干の「飛ばされた」感を払拭するために資格取得をがんばったという経緯があります。

さて、私の所属する株式会社システムサポートは、2018年8月に東証マザーズに新規上場しました。新規上場準備は大変でしたが、上場はゴールではありません。上場後、サービスの広報が主体だったそれまでとは違った形での広報対応が求められるようになっており、自社について新しい側面で説明する機会が増えています。
私見ですが、広報というのは幅も広ければ奥も深く、そして正解がない仕事です(「失敗」はあるかもしれませんが・・・)。またBtoB企業の広報はあまり活発な部署でなく、社内のごく少人数で担っている場合も多いと思います。今の私の部署も、「コーポレートコミュニケーショングループ」を名乗っていますが所属は私1人で、前職でも(1人ということはありませんでしたが)似たような状況でした。知識やノウハウが蓄積されづらく、いったいなにを頼りに仕事を進めていけばいいのか、どうすれば広報として成長できるのか不安に感じることが多い環境です。
そんなわけで今回の上場は、広報担当者としてはだいぶ心もとないまま迎えてしまったというのが正直なところです。現在でも適切な広報対応ができているのか心配は尽きず、日々手探りです。ただそれでも最低限の自信をもって臨めているのは、自分のこれまでの経験と、PRプランナー取得に際して学んだ広報の体系的な知識のおかげだと思っています。私自身は広報として成長するために必要なのは、「実践(日々の経験)」と同時にPRプランナー試験に代表されるような「知識」だと考えており、その両者を鍛えることを意識しています。今回ちょうど会社が大きく変化するタイミングに立ち会うことができ、「実践」面でも大変貴重な機会に恵まれたと感謝しています。

最後に、私が広報の仕事を行うなかで頼りにしている言葉を、雑多ではありますがご紹介します。

①会社の全体最適を考えることができるのは、経営者と広報
以前、広報の研修で教えていただいた言葉です。社内外の人にいろいろなことを言われて自信を失ったときにこの言葉を思い出すと、自信を取り戻して、強い意志をもって前に進める場合があります。

②広報の仕事の8割は社内調整
これも広報の研修で教えていただいた言葉です。広報関連で社外にアウトソーシングできる仕事はいろいろありますが、社内調整は広報が自分でやるしかありません。社内調整ばかりで気が遠くなったときにこの言葉を思い出すと、これこそが自分の仕事だと思って(諦めがついて?)取り組むことができます。

③中身が大事
私は、情報は見かけも大事ですがなにより中身(内容)が大事だと思っており、情報に厚化粧はせず薄化粧にとどめるようにしています。「充実した事業活動(情報の中身)」に見合った「適切な広報(薄化粧)」という関係を目指しています。