江戸川大学 メディアコミュニケーション学部 佐藤 諒さん(第9回2次試験 2011年11月13日実施)
江戸川大学 メディアコミュニケーション学部 3年の『佐藤 諒』さん。2011年11月13日に実施された第9回PRプランナー2次試験では、見事4科目合格され、現在は准PRプランナーを取得されています。
そんな佐藤さんのポリシーは「楽しい!の追求」。
佐藤さんがこれまで取り組んできたスポーツは、水泳、野球、サッカー、バレーボール、スノーボード、スキューバダイビングで、今後はスカイダイビングに挑戦する予定。バイクも好きでツーリングもしているそうです。また、高校の頃からバンド活動も続けており、軽音楽サークルでパンクバンドのボーカルを担当されています。
『いろんなことに挑戦してきたのは、ただ楽しそうと思ったことを楽しそうでは終わらせたくないからです。ちゃんと成果も出したい。大学の学園祭では、資格試験の勉強を通じて学んだ手法を活用し、SNSやブログを使い観客動員数を例年の2倍にすることができました。
これからは、自分の「楽しい!の追求」を社会の「楽しい!の追求」にしていければと思います。』
Q.「PRプランナー1次試験」受験のきっかけとはどのようなものだったのでしょうか?
高校生の頃、「世の中には良い商品、良い技術を持っているのに、世間に知られず困っている人がたくさんいるのではないか」と思っていました。
その疑問を解き課題を解決する方法を学ぶために、メディアコミュニケーション学部のある大学に進学しましたが、ある日友達に「広告とPRってどう違うの?」と聞かれ、何も答えられませんでした。
メディアを通じて世界をより暮らしやすくしていきたいという願いはあったものの、その手法として広告と広報・PRの違いも理解していなかったわけです。
そんな時、授業で資格試験の存在を知りました。試験勉強を通じて、きちんとPRの理解を深めたい。そう思ったことが受験のキッカケです。
Q.勉強方法について何か工夫されたことはありますか?(ご苦労された点等)
メディアについて学んでいた私ですが、公式テキストを見てビックリ。
初めて聞く用語ばかりでした。特に経営学を学ばなければならないと思い、初めは大学図書館でドラッカーの本を読みました(笑)。
1次対策としては、公式テキストの熟読に努め、分からない用語はPR手帳で調べるなど理解に努めました。
2次試験は実務知識を問われるため、公式テキストを読んだだけでは理解できないところが多く、広報論を担当されている先生に呆れ返られるほど頻繁に質問に行っていた気がします。
ただ勉強は苦痛ではなかったです。受験勉強をしている感覚ではなく、好きな本を夢中に読んでいるという感覚に近かったかもしれません。
Q.試験勉強を通じて広報について新しく学んだことはありますか?
資格試験の勉強を通じて、メディアを通して知る社会の出来事のあれもこれも、実はPR会社の方が関わっていたことを知りワクワクしました。なんてスゴイ職業なのだろうと。
でもそれより、広報には実は公聴という機能もあり伝えるだけが広報ではないことを知ることができた意味は大きいと思います。相手の声にも耳を傾け、よりよい関係を築いていく仕事、それがまさにパブリックリレーションズなのだと改めて認識しました。
影響力の強い職業だからこそ、きちんと公衆の声を聞き、コンプライアンスに乗っ取って行動することが大事なのだと思います。
この精神は、私が社会に出ても絶対に忘れないようにしたいです。
Q.資格取得後の今後の展望(資格の活かし方など)について・・・
今回、准PRプランナー資格を取得したことで、PR会社に勤めたいという気持ちがより一層強くなりました。
現在ゼミでは、「ブランディング形成過程におけるPRの役割の考察」について研究をしています。
TPP参加により、日本の農業への影響が心配されている中、PRの手法を活かし、日本の農業に新たなブランドを形成し、需要を喚起したいと考えています。
また、農業に限らずとも、PRの手法を活かし様々な社会課題を解決していきたいです。
そしていつの日か、特産物であるお米を作る農家が潰れていっている故郷も活気づけたいなと。
それが私の夢です。今は、早く広報・PRの仕事がしたい!
ご協力ありがとうございました!社会人になられたら、3次試験合格を目指し、がんばってください!
<第9回2次試験 合格率>
受験者数:180名 合格者数:139名 合格率:77.2%
・社会人受験者 合格率
受験者数:161名 合格者数:127名 合格率:78.9%
・学生受験者 合格率
受験者数:19名 合格者数:12名 合格率:63.2%
※上記の人数は、試験当日に4科目受験者のみの人数となります。(=除3科目以下受験者)