参考問題(2次科目C)

テキスト第10章 メディアの種類と特性

問1 記者クラブで記者会見が行われる際、最初に代表質問を行う媒体社の選定方法に関する次の記述のうち、最も適切なものを選びなさい。

  1. 記者会見を行うたびに、記者クラブ所属の媒体社の中から、公平性の観点からくじ引きで選定される。
  2. 記者会見が行われる月に、順番で幹事社となっている媒体社が行うのが通例である。
  3. 記者クラブ所属の媒体社名を五十音順で並べた順番で選定される。
  4. 記者クラブに常駐している媒体社について、記者数の多い順で行うのが通例である。

テキスト第11章 メディアリレーションズの実務

問2 パブリシティ調査に関する次の記述のうち、最も不適切なものを選びなさい。

  1. パブリシティ調査の設計に当たっては、分析を容易にするため、手間のかかる自由回答欄を設けないことが一般的である。
  2. メディアの掲載率が高いパブリシティ調査にするためには、調査テーマの設定が最も重要であり、ポイントは面白みのある結果を事前に想定する仮説づくりにある。
  3. 季節性のあるテーマについて、毎年、定点観測でパブリシティ調査をすれば、「○○会社の△△調査」といった定番化が可能になる。
  4. パブリシティ調査のテーマは、調査主体(発表企業)の事業やビジネスジャンルと関連のあるものにしないと、いくら結果が多くのメディアで取り上げられても、読者・視聴者には企業名が認識されにくい。

テキスト第12章 自社メディアの活用

問3 PRツールに関する次の記述のうち、最も不適切なものを選びなさい。

  1. 国内企業のアニュアルレポートは、一部の企業を除いて機関投資家を意識した内容が多い。しかし、インベスターリレーションズとパブリックリレーションズの距離が縮まり、個人投資家が増加している昨今、アニュアルレポートも分かりやすさ、読みやすさが求められるようになってきた。
  2. アニュアルレポートは通常、エディトリアルパートとフィナンシャルパートに分かれる。フィナンシャルパートは、企業法務に詳しい法律事務所と企業とで作成し、事業概況、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書などを含み、内容が公正妥当であることを証明する独立監査人の署名が入る。
  3. 環境報告書は、日本では1990年代後半、特に1996年のISO14001の発行に合わせるかのように、地球温暖化防止や省エネに向けた対策、廃棄物処理など、環境負荷低減への取り組みや環境負荷数値などの情報を社会に開示するツールとして発行されてきた。
  4. ファクトブックは、自社の経営・マーケティング活動の推移や、自社製品の特性・シェア・マーケット情報、製品に関連する学術情報や歴史・文化・社会動向などについて、客観的な事実(ファクト)を集め、資料化したものである。自社データのみならず、業界、関連領域に関するデータを含むこともある。

テキスト第13章 広報・PR戦略立案の実務知識

問4 マーケティングに関連する広報・PR戦略の検証に関する以下の記述のうち、最も不適切なものを選びなさい。

  1. 戦略立案においては、「的確で明確な課題設定ができているか?」、またPR戦略が「その正しい答えになっているか?」という点で、問いと答えの整合性が取れていなければならない。
  2. マーケティング・コミュニケーション戦略の策定においては、社会性や公益性よりも、競合他社の製品・サービスに対する差別化という視点で、メッセージ内容を検証すべきである。
  3. PR実施計画は、「戦略に基づき論理的に構成されているか?」「戦略から実施プログラムまで一貫性のある論理で貫かれているか?」の2点について、検証することが望ましい。
  4. マーケティング・コミュニケーション戦略の策定においては、マーケティングの成果を生み出すために、PR単体の成果検証ではなく、広告、自社Webサイト、および店頭など他のコミュニケーションプログラムとの相互の連携がなされているかどうかを検証することが望ましい。
解答
問1 問2 問3 問4
b a b b