VOICE of PR Planner (2014年5月)

社外と社内の発信、バランスを大切に、どちらも発展させたい

 

日立化成(株)

磯田 真理子

 

(はじめに)
日立化成株式会社で広報を担当しております磯田と申します。株式会社イクスピアリの鈴木さんよりバトンを受け取りました。PRプランナーを取得し一番の実りは、PRプランナーの同期の方々を始め、同じ職種の方々とのつながりが得られたことだと感じております。

(自己紹介と受験のきっかけ)
当社は、化学メーカーということで、エレクトロニクス製品に使われる材料や、自動車部品、蓄電デバイス、ライフサイエンスと、幅広い分野で材料や部品を提供しております。
私は3年前に中途入社し、現在の会社で3年間広報の仕事をしています。PRプランナー取得のきっかけですが、日常業務をコツコツこなすだけでは、広報の全体像や目ざすべき姿、求められるスキルなどがはっきりつかめず、一度、体系的に勉強してみようと思ったからです。3次試験では一度不合格になりましたが、そのおかげで次は落とせないと覚悟を決め、協会の主催するセミナーに参加し、前線でご活躍の熱意のある先生方から試験対策のみならず最近の広報手法のトレンドを学ぶことができ、また異業種で広報に従事される皆さんと交流することができました。

(現在の仕事について)
私は、メディア広報と社内広報の両方を担当しています。バランスは5:5です。(あくまでも理想で、ニュースリリースが集中している時、社内報の校了が迫っている時など、このバランスが崩れることは多々あります……)

(社内広報)
今回は、社内広報の活動について書かせていただきます。当社は、2012年3月まで、日立化成㈱の社員(約5,000名)のみに配布する社内報を配布していました。しかし、当社の経営は連結経営。グループの連結売上高の4割強は海外向け。海外の販売会社や製造会社が今後もますます大きな役割を担っていきます。社内コミュニケーションもこの経営の実態に合わせ、グループ会社全社員に情報発信をしていかなくてはならない、というトップの考えのもと、2012年4月より、国内・海外約17,000名に配布するグループ報にリニューアルしました。言語は和・英・中(簡体語・繁体語)。
このリニューアルで、私を含め、広報担当者の考え方・業務の進め方は大きく変わりました。特集、連載の企画は全てグローバルです。例えば会社の取り組みを特集で紹介する場合、「この施策の対象は国内の社員だけ? それではNG」「国内では取り組んでいるけれど、海外への展開はいつ?」。そんなクエスチョンが常に頭に浮かびます。
また、日本ではオモシロイと思えるニュースがあっても、海外の人が理解できなければ載せられません。先行している他社の例を知りたくて、教えを請いに何社にも足を運びました。(皆さん本当に親切に、惜しみなく知恵を分けてくださいます。)

グループ会社紹介という企画のために、実際に国内・海外の子会社に飛びました。実際に現地の社員達と話すのは本当に新鮮で楽しく、新たな発見が幾つもあります。(自分で記事を書かなければいけないと思うと、英語の勉強も危機感にかられてやるようになりました。)

こういった経験が、メディア広報にも生きてきます。記者さんに新製品や製造プロセスについて説明する時、今後の会社の方向性を説明する時、頭の中に実際に作るところを見てきた製品や会ってきた社員の姿が浮かびます。グループ報作成の際に仕入れた情報がヒントとなり、ニュースリリース等の社外発信に結びつくこともあります。社内への情報発信を担う位置にいるからこそ、良い社外発信ができると思えば、両方を担当し大変だと思うことはありますが、有り難いとも思います。

(今後の目標)
グループ報へのリニューアルから2年が経ち、新しい方法での編集方法も軌道に乗ってきました。今後は、PRプランナー取得の過程での学びも生かし、また改めて社外への情報発信の拡充に、取り組んでいきたいと思います。

次は、PRプランナーの同期生、川崎重工業株式会社で地球をまたにかけてご活躍中の坂本さんにバトンを渡したいと思います。どんなお話が伺えるのか、楽しみです。