VOICE of PR Planner (2014年6月)

総合力を磨く -もっと話したい広報担当を目指して-

 

川崎重工業(株)

坂本 友紀

 

(はじめに)
川崎重工業株式会社の広報部に所属しております、坂本友紀と申します。PRプランナー同期生である、日立化成株式会社の磯田さんよりバトンを受けました。PRプランナー資格の取得は、私の広報人生にとって、とても大きなキャリアアップに繋がったと考えています。

(広報でのキャリアと受験のきっかけ)
入社2年目で広報部に異動となり、それ以後は今日に至るまでの6年間、新聞、テレビ、雑誌等のマスコミ対応一筋でキャリアを積んできました。異動直後は、自分自身も会社の事業内容や特性を十分に知らない中で、それらの詳細をマスコミから問われる立場となり、緊張感と勉強の毎日でした(緊張感と勉強は、異動直後だけでなく現在もずっと継続しています、たぶん)。マスコミの方達の興味・関心や生活形態は、自分達のような一般の会社員とは異なる部分も多く、日々のやり取りがとても新鮮で刺激的に感じられました。情報発信には正確さと迅速さが常に求められ、自分なりに毎日悪戦苦闘しながらも精一杯取り組んでいました。広報歴が4年に達する頃、スキルアップを目指す中で、行き詰まりを感じるようになりました。実務経験が増えて、以前よりも業務が速く正確に出来るようになったものの、何か足りない気がする。自分に必要なものが何か明確にわからず悩む中で、PRプランナーの存在を見つけ、新しい世界を見られるような気がして、受験を決めました。

(現在の業務内容)
新聞、テレビ、雑誌等のマスコミを通じた社外向けの企業PRを担当しています。具体的には、プレスリリースの発信、取材対応等のアクションが中心となります。弊社の事業領域は、船舶、鉄道車両、航空機、二輪車、発電設備、産業用プラント等と、非常に幅広いものです。日々の業務では、個々の事業の内容や特性をアピールすることはもちろんですが、それと並行して企業全体を俯瞰する視点を持ってPRの手法を考える必要があり、とても難しく感じています。

PRプランナー取得後は、プレスリリースや取材対応等の通常業務に加えて、セクション全体での業務効率化のため、データベースの改訂作業を提案し取り組むなど、業務の幅を自分で広げることができるようになりました。また、海外の生産拠点での取材も担当するなど、実務経験のバラエティも増えています。

(PRプランナー取得を通じて得たもの)
マスコミを通じた社外PRの意義・効果を体系的に学び、それらを伝える力を得たことが一番の成果だと考えています。PRプランナー取得までには3度も試験があり、本当に長く苦しい戦いだと感じていました。1次・2次試験はPR概論、3次の実技試験はPRプラン作成が課題でしたが、試験対策を通して、それらを今まで自分が積み上げてきた実務経験と照らし合わせて考えるようになったことで、自分のアイディアの厚みが増したことを実感しています。

社外PRを行う上で、社内調整も非常に重要かつ難しいポイントですが、企業にとっての社外PRの効果をしっかりと伝えることで、以前よりも社内の合意を得やすくなったと感じています。また、PR案件が一つ成功すると、社内のPRに対する関心や期待も高まり、意見交換が活発になるため、自分の所に入ってくる情報量も以前より増えました。

PR業務を客観的な視点で捉えることは、マスコミ目線で物事を見るスキルを身につけることでもあります。情報発信の仕方を工夫するだけでなく、マスコミの方達との日々の会話が盛り上がるようになったことから、企画の話をいただくチャンスも増えたと感じています。

社内からも社外からも、「もっと話したい広報担当」と思ってもらうことが、質の高いPRを行う上でとても重要だということに気づきました。そして、もっと話したい広報担当になるために必要なのは、実務経験とそれらを体系的に捉える視点が合わさった「総合力」だということを実感しています。

さて、次は、広報だけでなくお酒にも精通した広報マネージャーである、アイ・エム・エス・ジャパン株式会社の山口さんにバトンを渡します。ソフトにちょいワルな広報マネージャーの体験記をお楽しみに!

 

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