VOICE of PR Planner (2015年10月)

PRプランナー試験で得たスキル

 

(株)堀場製作所

牟田 真也

 

宝酒造株式会社の坂口智子さんからご紹介いただきました株式会社堀場製作所の牟田真也です。
当社も宝酒造様と同じく、本社がある京都を拠点に広報活動を行っています。当社の歴史は1945年の終戦直後に、京都帝国大学(現:京都大学)の学生だった創業者・堀場雅夫が創立した「堀場無線研究所」を前身とする分析・計測機器メーカーです。今年創業70年を迎え、世界27ヶ国を拠点に自動車/環境/医用/半導体/科学の5つの事業を展開しています。

私は、学生時代に進路を悩んでいた際に、創業者が経営を退いてから書き下ろした書籍「イヤならやめろ!」のタイトルに惹かれ、何気なく手に取りました。その本に書かれていた好奇心や独自性、行動力を追求するキャリア形成の考え方に魅力を感じ、当社を志望しました。
入社してすぐ、マスコミ広報を担う部門に配属され、重責を感じながら社会人生活が始まりました。今では当たり前に思いますが、配属後に直属の上司も書籍の制作に関わった担当者だと知り、世間から見えづらい広報部門の役割に驚き、あわせて発信された情報が、どのように伝播していくのか身をもって実感しました。
現在では入社8年目となりますが、ただ時間ばかりが過ぎて焦燥感を感じる毎日です。分析・計測技術の使命やものづくりの魅力を、微力ながら発信できるように試行錯誤をしています。

さて、PRプランナーの資格試験に挑戦したのは入社2年目の時でした。
社内でのOJTに加えてキャリアアップを模索していたところ、日本PR協会 関西部会の例会でPRプランナー資格の話を伺ったことがきっかけでした。広報に関する知識を体系的に学ぶことでスキルアップしたいと思い、チャレンジしました。
当社のなかでは、資格試験受験者の第一号だったため、プレッシャーもありましたが、試行錯誤して楽しみながら受験ができ、晴れて会社初のPRプランナーとなれたことを光栄に思っています。

PRプランナー資格試験では、多くのことを学ぶきっかけになりました。
1次試験・2次試験では、参考図書やメディア報道を通して、なぜ企業が情報発信をするのかという心構えや、多くの情報から着目すべき情報だけを選び出す大切さなど、「広報に求められるものは何か」を学ぶ事ができました。受験をきっかけに、政治やスポーツなど日ごろ見落としがちなトピックスにも意識をするようになり、試験問題でも私が広報担当として必要な知識や視点を持っているかを測るバロメーターになりました。
順調に進んだ初の試験ですが、3次試験では「PR計画の立案」で大きく躓き、一度不合格となりました。私が“企画”と思っていたことは、単なる“思いつき”の連続だったと痛感しました。
限られた時間で白紙状態からPR計画を作り上げる経験がしたことがなく、場当たり的な準備で挑んでしまいました。再チャレンジに向けて、他社のPRプランナーの先輩にも頼み込んで、企画のイロハから教えていただいたりしました。先輩からのレクチャーで大きな勇気とノウハウを授けていただき、無事に次のトライでは3次試験も通過できました。

日ごろは、目の前の事に追われがちになってしまいますが、PRプランナー資格試験を通して、多くの方に支えられながら知識・スキルを学び、実践的な状況を想定した実技試験を経験できたことは貴重な体験となりました。

10月15日、待望の第2回「PRプランナーフォーラムin 関西」が開催されます。多くのPRプランナーの方々とのお話できる貴重な機会を、とても楽しみにしています。今後も日本パブリックリレーションズ協会の活動にお世話になりながら、より良い広報活動を展開できるように研鑽してまいります。