VOICE of PR Planner (2014年8・9月)

「創る」ということ  

(株)オリコム

川野辺 哲郎

  皆さん、はじめまして。株式会社オリコムの川野辺哲郎です。2012年にPRプランナーの仲間入りをさせていただきました。試験準備講座で一緒だった、アイ・エム・エス・ジャパンの山口さん。当時から世代も一緒かなと感じており、晴れて合格後は「シェリー酒」の飲み方を教えてもらい、楽しい夜を過ごさせていただいています。今回バトンを頂戴し、恐縮しておりますが、私の日々の業務や思いをご紹介します。 (オリコム) 私はオリコムという、OOH(アウトオブホーム、屋外・交通広告です)領域の売上シェアが約半分を占める総合広告会社に勤めています。2022年に100周年を迎える会社で、グループには新聞折込を扱う会社があり、皆さんの「暮らし周り」のメディアを沢山扱っています。広告コミュニケーションがデジタル・データテクノロジーの進化と共に変容していく今、当社が目指しているカタチは「移動する生活者をとらえたコミュニケーションデザインに強みを持つ」ということ。社員全員が「コミュニケーションスタイリスト」としてゼロ視点で創造し、お客様の課題に最適なソリューションを提供していきます。 (受験) 私自身、心を揺さぶる広告を創りたいとこの世界に入りましたが、コミュニケーションのカタチが多様化した昨今、広告に限らない「伝える」カタチを模索する事が受験に至った背景であり、当然広報担当になったことが直接の受験のきっかけでした。長い期間に及んだ受験期間は貴重な経験でしたが、やった人しかわからない、時事問題の難しさに苦労しました。(笑)何よりも新しい仲間、ヨコの繋がりができたことは喜びで、今後も皆さんと交流を深めていきたいです。 (日々の業務) 会社では企業広報を行い、当社が企画したお客さまの業務をリリースする機会に恵まれています。お客様の情報を饒舌になることなく、効果的に伝播することを念頭において「ポイントを明確に」丁寧に扱って当社のプレゼンスを出せたらと努めています。会社の意思や情報を代行して発信しますので、年齢相応に少しはマジメに落ち着いたかなと自己評価はしています。(笑) そして「言葉」の重さをあらためて感じています。 (社会、そして広報) 折に触れて、広報とは何なのだろうと考えることがありますが、それは「出来事を創る」「出会いの場を創る」ということなのでは、と感じています。また人に人格があるように会社にも人格があるのだと思います。記者会見における対応、ウェブサイトの構成、何よりも社員の立ち居振る舞い、情熱の強さ、そういったことは非常に大事なのだと思います。 (若手社員) 今回、講師の先生方に恵まれてPRを体系的に学ぶことができ、実業務を行う際に今どのプロセスにあるのかが理解できるようになった反面、正解の無いGOALを目指す困難さを身にしみて感じています。その中で対外的な広報だけでなく、社内広報の重要性を感じていて、特に若手に対して「創造する喜び」を伝え、自社へのロイヤリティの向上を図っていきたいと思います。若手が元気な会社は「良い会社」ですよね。 (笑顔) また、交流会でも申し上げましたが、広報パーソンは人の輪が大事。仕事だけでなく、休日はなるべくサーフィン・ゴルフと外の空気を感じるようにしています。早朝と夕暮れの風は自分へのご褒美。それと、毎日の音楽も欠かせません。眼前の仕事に集中することは大事ですが、俯瞰すると見えてくるものは確かにあります。先のことを考えて、スケジュール化することに取り組むことが大事でしょう。そんな時も、この業界に従事していると他人の笑顔に触れることが欠かせない給水塔です。これから新しい広報パーソンに出会えること、そして、その仲間に入れていただいたことは大きな喜びです。 これからもよろしくお願いします。 (バトン) さて、同期の中でも講座では同じクラスで、笑顔が素敵なそして「広報」への熱い想いがあふれる、株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリの中村梨恵さんに次のバトンを託したいと思います。 中村さん、よろしくお願いします。