VOICE of PR Planner (2015年2月)
公私ともに、活動と人脈を広げることができるツール「PRプランナー」
積水ハウス(株)
東瀬 治雄
みなさま、こんにちは! 積水ハウス株式会社 東瀬治雄と申します。同じ住宅業界の広報担当としてご活躍のミサワホーム株式会社 武田路和様よりバトンを引き継がせて頂きました。拙文ですが、ご高覧いただけますと嬉しいです。 私は2013年7月より広報部に所属、広報活動に従事しております。PRプランナーを取得する契機のひとつは広報部に配属されたことでもあるのですが、実はその前に、PRプランナー取得を通じた広報活動の学びに関心を強く抱く契機となった出来事がありました。2011年3月11日に発生した「東日本大震災」です。 東日本大震災発災当時、私は大阪に居住しておりましたが、仲間と一緒に関西にいながらできる復興支援プロジェクトを複数立ち上げ、活動を開始しました。 中でも、東北の障がい者福祉事業所を経済支援する「ミンナDEカオウヤ」プロジェクトでは、特命係長を拝命し、営業・企画・店舗運営等の幅広い役割に関わらせていただくことができました。 活動を実施する一方、2012年、2013年と時が過ぎゆくとともに社会の関心が少しずつ薄れていくことを実感していました。復興はまだまだこれからで、多くの皆様に関心を持ち続けてほしいという気持ちが募る一方でした。どのように情報発信すればいいのだろうかと毎日悩んでいました。手探りで報道関係者にアプローチしてみたり、メールマガジンを配信してみたり、活動報告会を開催してみたりしました。これが、私が知識もない中で主体的に実施した初めての「広報活動」だったと思います。 2013年からは、NPO法人石巻復興支援ネットワーク(http://yappesu.jp/)の東京営業本部長を務めています。こちらの活動でも「情報発信力」には課題があると感じていました。自分たちの活動が多くの皆様の目に触れることで、被災地のいまを発信することができます。そしてそれを目にした方の共感とそこから行動が呼び起こされ、迅速な被災地復興の一助になると考え、広報活動強化に取り組みました。 発信内容の社会性・共感性を基軸としたKPIを設定し、これまで実施していなかった「プレスリリースの作成・配信」「ホームページの見直し」「SNSのさらなる活用」「活動報告会の開催」等の広報活動を開始しました。これらの広報活動は、PRプランナーを持つ仲間が中心となって企画したものです。ここでPRプランナーに、一層強い興味関心を抱くことになりました。 そして2014年、私が参加する住宅業界の広報担当者の学びの場に、公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会の方をお招きしての講演会があったことで、PRプランナー取得にチャレンジすることを決意し、資格を取得することができました。取得のための学びを通じて、公私ともに従事する広報活動の量も質も高めることができ、その成果から、活動の周りにいる仲間たちに広報活動の重要性を伝えることができたと思っております。