広報・PRの必要性 ~ 企業が求めるPRプランナー

PRは、会社を変革し、
社会を良くするために、
社員全員が取り組むこと

三菱UFJフィナンシャル・グループ
経営企画部 ブランド戦略グループ 部長
チーフ・コーポレートブランディング・オフィサー
飾森 亜樹子

PROFILE
NECにて、海外広報からキャリアをスタート。経営戦略、B2B/B2C事業分野におけるコーポレートコミュニケーションを実践。2015年よりコーポレートコミュニケーション本部長として、広報室(メディア対応)、エンゲージメント推進室(インターナルコミュニケーション、カルチャー変革、社会貢献活動、サステナビリティ推進室、カスタマーコミュニケーションセンター、コーポレートアーカイブ室を統括。2021年2月より現職。金融グループにおける社内外ブランド戦略とカルチャー変革に取り組んでいる。
2018年 経済広報センター 企業広報功労賞受賞。
日本パブリックリレーションズ協会理事、同協会資格委員会委員長、PRSJ 認定PRプランナー。

 

これまでPRの仕事に携わり、経営マター、事業戦略、国内外の様々な事象、IRやプロモーションとの連携、社外と社内広報の連動、といろいろな観点で広報活動を実践する中で、「PRを通じて会社の変革に貢献する」ということを心にとめてやってきました。企業において、広範囲・全方位のステークホルダーを意識してコミュニケーション活動をデザインするということは、経営戦略そのもの。幅広い知識と高い視座、優れたバランス感覚とコミュニケーション能力が問われる仕事です。そして現場の社員から経営層に至る全社に気づきを与え、積極的な取り組みと会社の変革を促すのがPRパーソンの重要な役割です。

PRプランナーとして学び、仲間と切磋琢磨する中で、会社や立場は違っても、日々重要な役割を担っているという様々な刺激を受け、仕事に対する誇りを感じてきました。更に昨今のSDGs、ESG投資など、サステナビリティ経営の考え方は、今後グローバルなPRの世界で更に重みを増し、社会課題を解決する “社会課題起点のストーリー” が伴となると思います。社会の課題を解決すること、社会を良くすることは、一企業だけで実現できることはなく、より多くの企業や団体のつながりと協働・共創から生まれることです。我々PRパーソン全員で、会社を、そして社会を良くするコミュニケーションを行っていきたいと思います。

 

掲載日:2023年5月15日