PRパーソンインタビュー #3
PRプランナー資格を取得し、
広報・PRのキャリアを築くきっかけに
株式会社NTTデータ経営研究所
コーポレート統括本部 業務基盤部 広報担当 課長代理
𡧃城 濯(うしろ あろう)さん
PRSJ認定 PRプランナー 2023年8月取得
PROFILE
大学卒業後、私立大学(2大学)と民間企業に勤務。PRプランナー資格取得後、転職活動を行い、現在はコンサルティング業界の広報を担当する。プレスリリースアワード2023(株式会社PR TIMES主催)にて「エンパシー賞」受賞。3児(4歳、2歳、0歳)の父としても日々奮闘している。
2022年のITパスポート試験の合格をきっかけに毎年1つの資格取得を目標に掲げています。
2023年は広報活動により自信を持ち、改善を図るために「PRプランナー資格」に挑戦しました。資格取得において最も困難だったことは勉強時間の確保です。1次・2次試験は片道1時間の通勤時間と仕事の休憩時間をフル活用しました。電車の中でテキストを読み、昼食を取りながら1.5倍速で対策講座を繰り返し視聴し、2月の1次試験、5月の2次試験に合格しました。
5月には第3子が生まれ、育児休暇を取得しました。空いた時間で勉強しようと考えていましたが、子どもたちの世話や家事、食事作りなどで毎日忙しく、体力的にも精神的にも厳しい日々が続き、時間を確保するのがさらに難しくなりました。そのため3次の実技試験に向けた勉強は、主に子どもたちを寝かしつけた後の深夜に短時間で効率的に行いました。勉強方法としてはテキストや対策講座を参考にしながら攻略ポイントを押さえ、模擬問題を毎日繰り返し解くことで解法のパターンを覚え、基礎を身に着けました。また生成AIを活用して自身が考えたマーケティング案のチェックや改善を行い、BtoC、BtoBの両方に対応できる幅広い計画を立案できるように準備しました。7月末の試験ではニュースリリース課題が想定よりも複雑で時間がかかり、広報・PR計画の立案(マーケティング課題)を短い時間で作成する必要があったため、非常に焦りました。またマーケティング課題の内容もなじみのない商品かつBtoBとBtoCの両方を対象にしたものでしたが、対策を行っていたおかげで手を止めることはなく制限時間ギリギリまでよい計画を立案でき、合格につながったと思います。
PRプランナー資格取得する過程で、学びながら実践することで自信をつけることができました。身に着けた知識を活かすことでプレスリリースやメディアへのアプローチが効果的になり、それが結果的にメディア露出の増加につながりました。その成果が認められ、プレスリリースアワードを受賞し、大いに自信と励みになりました。またPRプランナーの資格取得は、自身のキャリアを築く重要なきっかけとなりました。PRプランナーとして広報に携わるキャリアを今後歩んでいきたいという思いが強くなり、大学から民間企業への転職を決意しました。転職活動ではPRプランナー資格の学びと実践の経験が私の強みとなり、自分がどのように取り組める人物であるかをアピールできたと思います。
今後も広報・PRのプロとしての意識を持ち、さらに成長できるよう勉強を続けたいと考えています。そして、将来的には広報実務だけでなく、広報・PR講座の講師として指導やアドバイスを行うことが1つの夢です。
一言メッセージ
所属部署の上司 米倉智子さん(PRプランナー)
PRプランナー資格取得者は、“自称広報”といわれる人とは異なり、広報・PR分野の専門スキルを備えたエキスパートだと見なすことができます。そのため、今回書類選考時の評価ポイントの一つにもなりました。当社では社員のスキルアップの一助として資格取得を推奨しており、本資格に関してもメンバーの積極的な取得を促していきたいと思っています。
掲載日:2024年4月