PRパーソンインタビュー #8

就職活動で准PRプランナー資格をアピール
PR会社複数社に内定

東京経済大学
コミュニケーション学部 メディア社会学科4年
浅野 莉子(あさの りこ)さん

PRSJ認定 准PRプランナー 2024年12月取得

PROFILE
中学・高校を通じて、学校にテレビ番組や撮影ロケを誘致する活動に関わっていたことで広報・PRに関心を持った。東京経済大学に広報・PRの授業があり、専門的に学べることを知り入学。「PRプロフェッショナルプログラム」と広報のゼミでさらに深く学び、1次・2次試験に合格し、複数のPR会社に内定。自宅から大学が遠くて往復約5時間もかかったが、電車の中では資格の勉強時間に充てた。
出版社でファッション誌のweb上の記事を書くアルバイトも継続中。 

 

 大学では2年次で、広報が専門のゼミと、大学の「PRプロフェッショナルプログラム」に所属しました。また広報・PRの授業を受ける中で、この領域の重要性を改めて実感し、PR会社への就職を希望するようになりました。

 ただ、P R業界の新卒採用は“競争倍率が高い”と聞いていたので、就活時のアピール材料になるかもと、「P Rプランナー」資格試験に挑戦することを決めました。そこで、2年次の2月に1次試験を受けましたが、大学の勉強等で忙しく、準備不足で不合格に…。次の3年次 8月がPRプランナー資格をエントリーシートに書けるタイムリミットになるので、試験当日までの数か月間は必死に勉強しました。具体的には、大学の講義やゼミで
の授業内容をしっかりと頭に入れ、空き時間は図書館で公式テキストの要点を書き出す「まとめノート」を作成しました。言葉の意味だけでなく、流れや仕組みが理解できるようにまとめ、試験直前には何度も読み返すことで、1次試験に合格できました。この勢いに乗って、2次試験にも挑戦することを決意しました。

 2次試験に向けては、1次同様にテキストの精読や問題演習を行うとともに、覚えづらい領域を重点的に勉強し、また、テキストにない時事問題については、試験範囲のニュースをワードにまとめることで、11月の試験に合格できました。

 試験対策と同時並行で就職活動が始まりましたが、当時は自分に自信が持てず、一般企業にもエントリー先を広げようと思っていました。しかし、3年の夏に大学の授業として、広報の専門誌の編集部で数日間の実習をすることができ、広報の実務や取材などにも携わる中で、PR業界で働きたいという気持ちが一層高まりました。その後、2次試験に合格したことで、他大学の学生に負けない自分の強みができたと感じ、PR業界一本に絞って就職活動を進めることにしました。実際、面接時の自己紹介で2次試験に合格したことを話すと、“広報・PRへの理解がある”と面接官に思ってもらえたのか、知識を試すような質問攻めに遭ったりしました。そうした深掘り質問には受験勉強が活き、うまく答えられたことで面接官に評価されたようで、複数のPR会社から内定をいただくことができました。

 大学卒業後はPR会社に入り、PRを通じて世の中をもっと良くしていけたらと思っています。また、PRの本来の意味を理解している企業はまだまだ多くないと思われますので、その役割や意義を発信し、多くの企業が真のPR活動に取り組むことを当たり前にしていきたいです。

 

一言メッセージ

所属ゼミの先生 東京経済大学 駒橋恵子教授 

「PRプロフェッショナルプログラム」は大学の「アドバンストプログラム」の一つで、選抜された学生だけが所属します(各学年定員20名)。所属する学生は、専門的な授業(PR関連企業での実務演習等)を履修できるほか、PRプランナー試験の受験料・登録料は、複数回トライしても全額給付されます。PRプランナー試験対策講座も授業内に受けられます(大学が費用負担)。こうした支援制度があるので、東経大からは毎年コンスタントに合格者を輩出しています。

 

掲載日:2025年5月