PRパーソンインタビュー #9

参考問題と解答例を徹底分析
独自の勉強法を確立し、合格をつかむ

富士通株式会社
広報 IR 室
三上 日菜(みかみ ひな)さん

PRSJ認定 PRプランナー 2025年9月取得

PROFILE
慶應義塾大学文学部卒。大学時代は社会学を専攻し、フィールドワークやインタビュー調査に注力。その経験から、現場の当事者の声を聴き、その価値を社会へ届ける「広報」の仕事に魅力を感じるようになる。
新卒入社した富士通では広報IR室に配属された。
1年目から先端テクノロジー領域の広報を担当し、プレスリリース作成やメディア対応、テレビ取材の調整などに従事。2025年7月からは企業事例を軸に、課題解決に向けた自社の価値を発信し、また、新規ビジネス創出に寄与する広報活動に取り組んでいる。

 

PRプランナー資格を知ったのは入社直後。広報IR室の推奨資格でもあり、先輩社員の多くが取得していたことから、「私も挑戦したい」と考えました。さっそく7月の1次試験に向け、5月から勉強を開始。公式テキストと参考問題集を購入し、通勤時間も活用しながらテキストを1回半ほど読み込みました。分からない用語が出てきた際は必ず調べてメモを書き込み、徹底して納得できるまで理解を深めたことで合格することができました。

2次試験に向けても2カ月前から対策を開始。テキストを2回読み込んだほか、時事問題の対策として YouTube の解説動画を視聴したり、図書館で借りた『新聞ダイジェスト』を読んで知識を補強しました。その結果、同年11月に合格。学習時間は、1次試験114時間、2次試験128時間でした。

3次試験は、広報のプロを目指すうえで重要なステップだと考え、実務経験3年を待って受験しました。今回はテキストや問題集に加えてWeb講座も活用し、試験対策は約3カ月。ただ、ちょうど業務が忙しくなる時期だったため、昼休みに昼食をとりながらWeb講座を視聴し、記述を伴う実作業はまとまった時間が確保できる土日に取り組みました。

特に力を入れたのが、参考問題と解答例の徹底分析です。例えばニュースリリース作成は、ある程度「型」があると感じたため、まずパソコン上にその型を打ち込み、問題ごとに内容を肉付けする方法で効率的に答案を作成できるようにしました。

また、広報・PR計画立案作成(コーポレート課題)では、問題文と参考解答例を照らし合わせ、解答の根拠となる部分が問題文のどこに書かれているかを整理。同時に、講座で学んだPR施策の具体的手法をすべて書き出し、「どの場面でどの施策を使うか」を覚え込みました。

さらに、3次試験では時間配分が重要です。試験時間120分のうち、ニュースリリース作成に約20分、残りをコーポレート課題に充てる方針で臨みました。本番では、すべてのアクションプランを納得いくまで書き切ることはできませんでしたが、限られた時間の中で必要不可欠な要素を落とすことなく盛り込むことを意識したことで、なんとか合格につながったのではないかと思います。

今回のPRプランナー資格取得は、広報・PR業務を行ううえで大きな自信になりました。プレスリリースを書く際も、単なる宣伝ではなく、事業やサービスの社会的意義を捉える視点が身についたことが大きな収穫です。今後も多くのプレスリリース作成に取り組んでスキルを磨くとともに、部署内のIRや社内報の業務でも経験を重ね、プロの広報パーソンとしてさらなる成長を目指したいと考えています。

 

一言メッセージ

所属部署の上司 広報IR室 シニアマネージャー 桑原千明さん

現在、富士通はテクノロジー企業としてITサービスを提供する中で、事業や社内の変革を進めており、広報IR室でもプレスリリースや説明会、取材に加え、noteを活用した情報発信など、多様な広報手法を展開しています。PRプランナー資格の取得は、こうした富士通の広報・PRを担うプロフェッショナル人材の育成において重要なステップと位置づけています。そのため受験料・登録料・テキスト購入費などは会社が補助しています。また、検定試験の合格者が講師を務める勉強会を開催するなど、社内で知識とノウハウを共有する取り組みも進めています。

 

掲載日:2026年4月