VOICE of PR Planner (2017年1月)

ココロも、カラダも、動かす  

(株)マピオン

千野 賢一

  はじめまして。株式マピオンの広報を担当しております、千野賢一です。 当社は、1997年に創業し、今年(2017年)でちょうど20周年を迎えます。日本初のインターネット地図情報サイト『Mapion』や、位置情報ゲーム『ケータイ国盗り合戦』といった個人向けサービスのほか、地図・位置情報を活用した販促支援などの法人向けサービスを提供しています。 当社はスローガンとして、「ココロも、カラダも、動かすマピオン」を掲げています。”ココロを動かすこと”、”カラダを動かすこと”を常に意識したより良い価値やサービスの提供を目指し制定しました。これを社員は拠り所として、「『ココロも、カラダも、動かす』にはどうすればいいのか?」と自ら問いかけることで、日々の仕事における「自己検証」にも活用しています。 この「ココロも、カラダも、動かす」は、決して当社だけではなく、広報・PRという仕事の要素が凝縮されているフレーズだと思っています(手前味噌ですが)。 「このニュースリリースで記者は記事を書いてくれるだろうか?」「この社内報の企画で社員のモチベーションは上がるだろうか?」「このイベントが商品を買ってくれるきっかけになるだろうか?」―― 広報・PRの日々の仕事は、生活者や社員、記者など多くのステークホルダーの「ココロも、カラダも、動かす」方法を常に考えているのではないでしょうか。また、ニュースリリース片手にメディアを訪問し、社内取材のためにデスクの島を行ったり来たりと、自らの「ココ ロも、カラダも、動かす」ことも広報の仕事です。 華やかな世界と思われがちですが、意外と地道でコツコツなことも多いです。それでも、世の中を動かす仕事に携われることが、広報やPRの醍醐味なのだと思います。 日々、そんな事を思いながら「広報」という仕事をしていますが、もともと大学では広報やメディアを学んでいました。 PRプランナー資格試験を受験したのは前職のPR会社時代です。周りの先輩も取得しており、最初は単なる「腕試し」と「箔付け」のつもりでした。しかし、勉強していくにつれて広報やPRに関して、「認識していること」「認識不足なこと」が明確になってきました。1次試験の基礎的知識は身についていましたが、2次試験のマーケティングやIRなど専門的知識ではイチから勉強が必要でした。 一方、3次試験のニュースリリースやPR企画作成では、PR会社の日々の業務が役に立ちました。作り方に正解の無いニュースリリースやPR企画ですが、一定の判断基準で評価してもらえたことは自信につながりました。 資格試験を通じて、大学の頃やPR業務の中で学んできたことを振り返りつつ、新たな知識を体系的に学べたことは非常に良い経験となりました。 さて現在、私は、PRプランナー資格取得者の有志によって運営している「PRプランナー部会」の幹事としてお手伝いしています。PRプランナー資格制度の認知向上や、資格取得メリット向上などをテーマに活動しています。 PRプランナーの方にとって、資格取得でだけで終わるのではなく、勉強会や交流会など、情報交換ができる場を増やせれば良いと考えています。 業態は違えども、同じPR業務を遂行していく中で抱える課題は同じはずです。 PRプランナー資格取得者のみなさんの「ココロも、カラダも、動かす」ような機会を作って行きたいと思っています。 どうぞよろしくお願いいたします。