VOICE of PR Planner (2017年11月)

伝えたいコトを伝えたい!!

株式会社 ProNico
小野めぐみ

PRSJ認定PRプランナーの小野めぐみです。現在は、小さなPR会社を経営しつつ、大手PR会社およびその系列PR会社でもPRプロデューサーとして携わっており、PRを担当させていただいているのは、大体の方が知っているような企業のものが7割、知っている方は知っているという企業のものが3割という感じです。

私がそもそもPRという存在を知ったのは、今から約10年前です。それまでは、「PRって、アピールしたいコトを、声を大にしていうコト」かな?くらいに思っていましたし、それが職業になるなんて思いもしていませんでした。今、それを仕事にしてご飯を食べさせていただいていることに11年前の私なら、?マークがいっぱいだったでしょう。さて、今回の機会をいただき、今一度考えてみました。う~ん、やっぱり、「PRって、伝えたいコトを伝えるコト」だなって思います。

そう、もうPRプランナーの皆様ならおわかりのように、このシンプルな「伝えたいコトを伝えるコト」がなかなか大変なんですよね。ここでいう「伝えるコト」の意味がPRプランナーさんならわかるはず!!伝えたい側と伝えられる側の温度差を埋める、裏切る、飛び越える?、私たちはあの手この手を使いプロとして仕事としているわけです。

実は、この「伝えたいコトを伝える」は、私たちの日常の毎日で繰り返されています。「今日はビールじゃなくて、スタートからワインが飲みたい!」だって、「今日のスカートかわいいね。」だって、伝え方によって「今日は酔いたいの?」「ビール嫌いだったの?」だったり、「昨日のスカートはかわいくなかった?」「今晩合コン行くと思ってる?」などなど、伝えられる側は様々に受け取るのですから。伝えるためには、伝えられる側の立場だったり感情だったりの見極めだって必要です。「今日はめちゃくちゃビールを飲みたい気分」かもしれないし、「本当は別のパンツが履きたかったけど、クリーニングから戻ってこないから仕方なくこのスカートにしただけなの」ってこともあります。

私は、仕事はもちろんですが、なるべくプライベートでも、伝えたい側と伝えられる側の両方の気持ちになって考えるようにしています。それがきちんと出来ているかは、別として。PRって、日常生活でも知っていたら便利だな!と思います。

うまく伝わったり、伝わらなかったり、なんでそう伝わったかな?も、たまにはあるけれど、「伝える!」って楽しいことですよね。また、”伝えるプロ” PRプランナーの皆様とお話しできる機会を楽しみにしております。